- 余暇の時間を漫画に充ててみたい
- どうせなら心に残る漫画と出会いたい
- どんな本がいいかわからない
漫画を通じて人生で味わえないような喜怒哀楽の追体験ができたら嬉しいですよね!
もともと漫画アプリに懐疑的でしたが、漫画体験のDXだ!と感銘し、多様な作品にふれてきました。
このラコブックスの記事はマガポケを1年以上使った私が、その魅力とオススメの漫画を紹介します。
この記事を読むと、知っているけれど読んだことのなかった作品に出会うヒントが見つかります。
- 漫画体験のDXとしてのマガポケ
- マガポケならではの魅力
- 人生を学べるオススメ漫画を5つ紹介
漫画アプリ「マガポケ」のシステム
漫画アプリが漫画体験のDXだと感じたのは次の3つの点です。
- 待てば無料で読める
- 話数の細かい単位で購入できる
- 話数ごとにファンのコメントがみれる
とくに感心したのが時間を上手に活用した「待てば無料」というアイデア。
読者をデイリーで訪問させ、場としての力を最大限に高めることができるんですね。
読み進めるなかで待てなくなれば、アプリ内の課金やコミック購入のアクションにつながります。
どうやら自社コンテンツの少なかった「ピッコマ」の渾身のアイデアのようですね!
そうして漫画体験のDXは進み、講談社のマガポケをはじめとした大手出版社も参入しています。
マガポケの魅力とは
マガポケを擁する講談社は、デジタルシフトを掲げているのもあってかアプリに注力しています。
「マガジンポケット」は、2021年10月には月間アクティブユーザー数400万人、同DL数1500万、同売り上げ10億円を達成し、ユーザー数、売り上げ共に版元アプリのNo.1と言える数字になりました。
月間ユーザー数400万人、月間売上10億円! 2021年で2倍の規模に急成長のマンガアプリ「マガジンポケット」
そこで、アプリ自体を知らない方のために、私が感じる「マガポケ」の魅力を3点をお伝えします。
※なお、オススメ本をすぐに知りたい方は飛ばしてお読みください。
①知名度の高いラインナップ
誰もが知っている名作が多数取り揃えられています。
特筆すべきは読者を飽きさせず、作品をどんどん投入させている姿勢です。
たとえばスピンオフから始まった福本伸行作品、ついに『カイジ』も読めるようになりました。
全部一気に出しても埋もれがちです!
結果として「マガポケなら面白い作品があるだろう」という期待感の醸成に成功しています。
②イベント的な無料の「祭り」
マガポケでは常に何かしらの作品が期間限定で無料公開されています。
無料にはチケットを伴うものが多く、毎日の訪問が条件となります。
ただし、それでも一日につき2〜3話分は無料で楽しむことができます。
また、不定期かつ期間限定で完全に無料開放する「祭り」イベントが発生します。
こうした「祭り」によって実際、知っているけど読んでない作品に出会えることができました。
日々更新されるのでマガポケで作品をチェックしてみてください!
③オリジナル作品の充実
アプリ内での連載が初出しとなる、マガポケオリジナル作品も充実しています。
たとえば『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』はマガポケファーストで書籍化された作品です。
アプリで気軽かつひとりでこっそり読めるからこそ、振り切った過激さ過剰さも魅力の一つ。
単純比較はできませんが、地上波的なコードが通用しないNetflixドラマのようなイメージです。
こういったオリジナル作品が読めることも、マガポケの独自性に寄与しているといえるでしょう。
過激な作品ばかりでなく、ラブコメも充実しています!
マガポケで出会った人生を学べるオススメ漫画5選
先にラインナップをまとめておきます。
①マイホームヒーロー
②島耕作シリーズ
③進撃の巨人
④なれ果ての僕ら
⑤シンデレラは探さない。
それでは詳しくみていきましょう!
①マイホームヒーロー
修羅に立ち向かう父親のかっこよさ
愛する娘を守るために父親がとっさに取ったある行動―。
一つの事件をきっかけに修羅の道をたどる家族を描くいたクライム・サスペンスです。
こんな面白い作品に出会えて感謝!
父親・鉄雄は一般の会社員ながら推理小説好きでトリックに詳しい切れ者。
鉄雄のように機転を利かせ、知恵と勇気を振り絞った行動が自分にできるだろうか。
家族に降りかかってくる困難・カルマに向き合えるのは身内しかいないんですね。
もしも自分だったらと思いをはせました…
妻の肉親にまつわる集団の全貌が見えたとき、物語の振り子の揺れ幅が大きくなります。
日常から一歩ふみ外した世界はすぐそこに横たわっているという事実。
非日常の中のリアルと先の読めないエンタメ性にぞくぞくしながら読める作品です。
②島耕作シリーズ
日本一有名なサラリーマン
日本一有名なサラリーマンと称されるシマコこと島耕作。
島耕作の奔放な女性関係やご都合主義的な展開は揶揄されるのかもしれません。
実際そんなイメージを持っていました
じつは、よく観察してみると島耕作って、仕事ではここぞ!の時に前へ出ます。
たとえば自分の敵対にある関係の人でもひるまずに相対するんですね。
結果として相手を納得させ、ときに味方に付いてくれる幸運にも恵まれます。
島耕作や当時の上司・中沢さん、彼らの非常事態に対応する姿勢にも注目ください。
中沢社長がとにかくカッコいい!
島耕作シリーズから学んだことも多々ありました。
それは大きな規模感でヒト・モノ・カネを動かすには、ひとりでは抱えきれないということ。
だからこそ手段として組織が組まれるし、組織に関われば人間関係が介在するんですね。
トップの独裁で決めるにしても、腹心からアドバイスを欲するのが人間です。
どんなに効率化が進んでも、人との関わりによって物事を動かす本質は変わりません。
課長時代は1980年代の日本、時代設定の中にも普遍性が見えてきます!
③進撃の巨人
人間VS巨人の二項対立を越えた景色
絶滅の危機に立たされた人類と巨人との戦いを描くダーク・ファンタジー。
人間VS巨人のわかりやすい二項対立を越えた景色を見せてくれる名作です。
単行本は累計発行部数1億部を突破したようです!
本作でもっとも感じたのは、非常時が起きた後の社会では、各人の価値観に相違が生じやすいこと。
何かを失った後に採る選択にあたって、立場の数だけ正義が存在し、ときにぶつかります。
詳細を説明してしまうと壮大なネタバレになるため、ここでは深入りはしません。
ある登場人物の決断について、いまでもぼんやり考えることがあります
途中までの方はぜひ最後まで読むことをオススメします!
また、マガポケには話ごとにファンのコメントや考察が付いています。
ファンの熱量の高い本作こそ、マガポケで疑似同期的にみんなと読んでみるのはいかがでしょうか!
④なれ果ての僕ら
同窓会で試される人の善性
テーマはズバリ「人の善性」です。人は善の心を持ち合わせているのだろうか―
閉ざされた教室世界で繰り広げられるサスペンス漫画。
フィクションこその表現を味わいました!
サイコパスな登場人物が人の善性を確かめるためにゲームを仕掛けます。
小学校の同窓会と呼ばれて集まったクラスメイトたちに降りかかるミッションの数々。
極限状態に置かれたとき、人はどのように振る舞うのでしょうか。
じつは、ちょうど本書とあわせてルトガー・ブレグマンの『希望の歴史』を読んでいました。
偶然だったのですが、正反対からアプローチした本を読む体験は新鮮でした。
同じ「問い」だけど答えが異なる副読本を併せて読むと、濃厚な読書体験になりますよ。
⑤シンデレラは探さない。
恋愛ラノベ原作の「喪失」と「自己開示」
タワマンに住むお姫様のような礼と、妹思いの主人公がふとしたきっかけに心通わす物語。
主人公・陣の優しさとつよさ、そして心の奥底にある「脆さ」が丁寧に描かれています。
ちなみにマガポケオリジナル作品です!
読み終わって感じたキーワードは喪失と自己開示。
お金と性と恋愛はひとまず横に置いて、人と接してきた自分にとってグサリと刺さりました。
失うことが怖くて何も感じないように、せっせと良きことにいそしむ主人公。
他人からどう思われるか気になるけれど、そのスイッチを無理にオフにする感覚。
礼と力を合わせて徐々に心がほぐれていく過程を見守れる、温かい作品となっています。
完結しましたが、もっと読んでいたいと思う作品です!
まとめ:マガポケで出会った!人生を学べるオススメ漫画5選
この記事では、マガポケの魅力を起点として、人生を学べるオススメ漫画5選を紹介しました。
漫画に興味がある方は下記も目を通しましょう。
それではよい一日を!
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