この記事で解決できる疑問
- 学生時代に読むべき本がわからない
- なぜ本なのか理由を知りたい
- 自己投資にお金をそんな使えない
私自身、学生時代は無理に難解な本を読もうとして、ことごとく挫折しました。
眠い目をこすって読了するも、頭には入らない。
ぶっちゃけ3ヶ月分ぐらいの時間を無駄にしています。
将来のために「いま読書した方がいい」と思うけれど、何にどう投下していいかわからないですよね。
このラコブックスの記事では、学生時代に失敗を経験してきた私だからこそ伝えられる、学生時代の自分に読ませたいおすすめ本を厳選して紹介します。
以下のジャンルから20冊を一冊入魂の気持ちで選びます。
興味のあるものから選んでみてください。ブックマークをおすすめします!
この記事を読むと、学生時代に読むべき本と、今後の本選びの羅針盤がしっかり手に入ります。
この記事の内容
・大学生が本を読むべき理由
・大学生おすすめ本20選
・無料で本を楽しむ方法
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一生に一度は読むべきおすすめ本【教養が身につく厳選15冊】
この記事で解決できる疑問 どの本を読んでいいかわからない 教養っていったい何なのか なぜ教養が必要なのかわからない 「教養としての〜」と枕詞の付いた本はある。だ…
目次
大学生に本がおすすめの理由

1. これからを生きる力が身につく
2. 自分の価値基準をつくれる
3. 知らないことの存在を知れる
上記の3つの整理に沿って、それぞれ解説していきます。
1. これからを生きる力が身につく
私自身が転職、副業を経験して確信したのは、間違いなく本の力の影響があるということ。
じつは本には大きく2つの効果があります。
わかりやすいのが即効性のあるスキル。
不確実性が高まるこれからの時代を生き抜くには考え方やものの見方が重要となります。
ものの見方とは何でしょうか?
たとえば「広い視野=未来視点」の重要性を考えるなら、次のような図で表せます。

参考文献:高橋洋子『生命科学的思考』
俯瞰すれば「なぜ未来を思考すべきか」一目瞭然です。
でも、目の前の刹那的な快楽を選択し、失敗する人も世の中にはたくさんいますよね。
つきつめれば行動を決めるのは「考え方」なんですよね。
価値観→考え方→行動→結果
この順番によって、その人の人生がカタチづくられていきます。
いきなり根本を変えようと思っても価値観は土台なのでむずかしいんですよね。
だからこそ、本を通じて「考え方」にアプローチをし、時間をかけて更新していく。
そうして思考のクセが矯正されたり、新たな枠組みを獲得したりすることが可能となります。
本から学べる考え方を通じて生きる力を身に付けましょう!
2. 自分の価値基準をつくれる
物事を判断する「価値基準」を養うには、まさに読書が最適です。
経営学者の楠木建さんの教養の定義を紹介します。
「自分の価値基準を、自分の言葉で、自分以外の誰かに説明できる」こと
一言で表すならば『「自分で考えて判断」できる』です。
自分の価値基準を持つことは、情報過多の現代を生きる上では必須。
なぜなら価値基準がないと、目に見える外部の基準に振り回されるからです。
わかりやすい例として「価値」と「価格」を考えてみましょう。
この2つは、似て非なる言葉です。
つまり”価格とは他人が決めた基準であり「高ければ良いもの」”と盲信しがち。
豪奢な格好しているけれど、中身がないのは「価格」に傾倒してしまっている証です。
他人軸に振り回されないようにするためにも、自分の価値基準をつくりましょう。
3. 知らないことの存在を知れる
本を読むと、新たな考え方や知識にふれることになります。
そうすると、自分がいかに「知らないか」を思い知らされます。
ギリシャ時代の哲人ソクラテスに有名な言葉があります。
無知の知=無知である状態を知っていることが重要
逆説的にいえば「ここがわからない」とは知っている状態です。
ここで整理したいのが、じつは知識には種類があり「4つの知」が存在します。

参照:【知識を深める方法】4つの知(既知・無知・未知・不知)
右下の不知とは「知らない」ことさえ「認識できていない」状態を指します。
ここはまさに人生の選択肢にも直結する大事なお話です。
身近でいえば、ネットは何でも検索できますが、自分の知らない単語は調べようがないですよね。
知らないことを把握する重要性が、だんだんと感じられるでしょうか。
不知を無知や未知、そして既知に変えていく力を持つ=読書です。
知らないことがわかっていくと、純粋に好奇心が満たされますよね!
お待たせしました!それでは本を紹介していきます!
大学生におすすめの本【教養編】
①僕は君たちに武器を配りたい
著:瀧本哲史
¥1,980 (2023/02/01 19:16時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
著者は投資家・瀧本哲史氏。読者対象は徹底して若者。ロジカルに熱く、これからを生き抜くための「考え方」の武器を配ります。
「武器を託したからあとは君たちが日本をより良くしてくれ!」合理的に楽観を説くその言葉には胸を打たれます。
②教養の書
著:戸田山和久
¥1,760 (2023/01/29 20:44時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
本書は、古典を読む意味を教えてくれた大事な本。その意味とは「古典とは知の共通基盤であり、受け継がないと人類の楽しみの総量が減ってしまうから」というスケールの大きな話。
まさに「無知の知」を味わえる一冊です。
大学生におすすめの本【やりたいこと編】
③100万人に1人の存在になる方法
著:藤原 和博
¥1,336 (2023/01/31 16:52時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
本書は、今後の仕事人生に危機感を抱く人へ送る「キャリアのかけ算」実践ガイド。“得意をかけ合わせることで希少性を上げていく”考え方そのものが人生100年時代をサバイブする上で役に立ちます。
これからを生きる学生もヒントをもらえる一冊。
④世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
著:八木 仁平
¥1,386 (2023/02/03 14:05時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」とエネルギーを持て余してしまっている人へ。本書の骨子は”「大事なこと」×「得意なこと」×「好きなこと」=やりたいこと”。体系化されたメソッドで、ワーク形式で読める。
精神論の自己啓発には満足しないあなたにこそ手にとってほしい一冊。
大学生におすすめの本【自己内省編】
⑤人生論ノート
著:清, 三木
¥473 (2023/02/01 00:59時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
本書の著者は、西田幾多郎の弟子にあたる哲学者・三木清。彼の生きた言葉の宝庫です。「〜とは」と本質が語られ、テーマごとにまとまっているので読みやすい。
言葉にハッとするとともに、いまでも通用する言葉の力そのものを感じさせます。
⑥サミングアップ
著:モーム, 原著:Maugham,W.Somerset, 翻訳:昭夫, 行方
¥1,067 (2023/01/31 16:52時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
小説家サマセット・モームによる鋭い観察眼でとらえた「人生論・芸術論」。自分が創作についてどのように向き合い、世の中に受け入れられてきたのか赤裸々に綴っています。しかも死ぬ前に整理しようと!と勢いで書いている。
20世紀パリで活躍した作家の頭の中を覗いてみてほしい。
⑦自省録
著:神谷 美恵子
¥880 (2023/01/31 16:33時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
2000年読み継がれてきた瞑想記録ノートであり、古来数知れぬ人々の心の糧となってきた名著です。ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス。多忙かつ重責を背負った賢帝による日々綴った短いセンテンスの数々。
彼の自問自答、自らへの戒めや鼓舞する言葉は、長い年月を経て現代を生きる私たちの支えになります。
大学生におすすめの本【対人関係編】
⑧愛するということ
著:エーリッヒ・フロム, 翻訳:鈴木晶
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✅選書ポイント
市場原理が浸透して自由恋愛が一般となった資本主義社会では、魅力的な男性・女性は掘り出しモノであり「商品」となってしまった。それを克服する一歩こそ「愛とは技術であると知ること」とフロムは言い切ります。
戦後のアメリカで書かれた本書がいまもなお読み続けられ、私たちにも響く理由がわかるでしょう。
⑨嫌われる勇気
著:岸見 一郎, 著:古賀 史健
¥1,188 (2023/01/30 19:03時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するアドラーの教えを哲学者と青年による対話形式で伝える一冊。個人のスキルを磨いても社会で生きる以上、対人関係を避けることはなかなか難しい。
人間関係で一冊読むのなら、まずは本書をおすすめします。
大学生におすすめの本【ものの見方編】
⑩具体と抽象
著:細谷 功
¥1,426 (2023/01/29 21:29時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
抽象化とは、複数の具体的な事象に高次の共通点を見つけて一般化すること。この抽象思考を伝授してくれる作家・細谷功氏の代表的な一冊です。
いってみれば言葉も数字も抽象化そのものであり、人間の叡智。ものの見方・捉え方として「なぜ抽象化が大切なのか」を含めて体系的に理解するには本書がまずおすすめです。
⑪FACTFULNESS(ファクトフルネス)
著:ハンス・ロスリング, 著:オーラ・ロスリング, 著:アンナ・ロスリング・ロンランド, 翻訳:上杉 周作, 翻訳:関 美和
¥1,782 (2023/01/31 22:27時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
本書は世界を正しく眺める大切さを教えてくれる一冊。私たちはこの世界をとらえようとしたとき、その評価を低く見積もってしまう傾向があります。しかも、その領域のプロほどバイアス(思い込み)によって間違いやすい。
もっとも参考になったのは「悪い」と「良くなっている」は両立するという話。
大学生におすすめの本【大局観編】
⑫文明論之概略
著:福澤諭吉, 著:齋藤孝
¥825 (2023/01/30 17:16時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
『学問のすゝめ』と同時期に出版された日本思想論・文明論の本書。明治維新という革命からわずか十年ほど、風俗的な価値もあるし、何より一級の日本思想論であり文明論です。激動の明治で世界をとらえて日本の独立をどのように位置付けたのか?
齋藤孝さんの現代語訳を通じて、生の福沢諭吉と向き合ってみてはいかがでしょう。
⑬サピエンス全史
著:ユヴァル・ノア・ハラリ, 翻訳:柴田裕之
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✅選書ポイント
単に歴史を学ぶだけでなく、問いの立て方やストーリーテリングにおいても優れた一冊です。小麦の貯蔵を通じて「余剰」は「富」となり、やがて「格差」と「権力」を生む。さらに貸し・借りから「お金」や「国」、虚構が成立していくー。
ハラリは人類が持った虚構の特異性を、現在に至るプロセスと大胆につなげて描き切っています。
⑭希望の歴史
著:ルトガー・ブレグマン, 翻訳:野中 香方子
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✅選書ポイント
著者のルトガー・ブレグマンは1988年生まれのオランダ人。ダボス会議でお金持ちの偽善を指摘する、いま気鋭の歴史家・哲学者です。本書は人間が根源的に持っている「善性」を語ります。物事を悲観する目線で切り取った情報が溢れている現代。
目をそらして開き直るのではなく、合理的に希望を見出していく「希望主義」を知ろう。
大学生におすすめの本【資本主義編】
⑮苦しかったときの話をしようか
著:森岡 毅
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✅選書ポイント
「初耳学」でも取り上げられて人気が再燃したベストセラー。最強マーケター・森岡毅さんがご自身の娘さんに向かってしたためた虎の巻。世の中(資本主義)の構造や本質を偽りのない本音で語っているのが伝わる一冊。
⑯父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
著:ヤニス・バルファキス, 翻訳:関 美和
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✅選書ポイント
著者はギリシャの元財務大臣のヤニス・バルファキス。むずかしいことをやさしく的な解説本と一線を画しています。まず歴史から紐解いて格差の本質を明らかにします。気候、地理的な問題が起点であり、たまたま。人の優劣なんて関係ない。
ではなぜ格差が生まれた?テクノロジーとはどう付き合う?興味がある方はぜひ本書を。
大学生におすすめの本【ビジネス書編】
⑰ファンベース
著:佐藤尚之
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✅選書ポイント
日本の人口は減っていき、記号的な消費はゆるやかに。目を向けるべきは拡散ではなく既存のファンだってことは感覚的には理解できます。ファンを大切に活動する心がまえは、これから社会へ出る学生にとっても有益。
ビジネス書を読むならテクニックも良いけれど、本質が大切です。
⑱一瞬で大切なことを伝える技術
著:三谷 宏治
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✅選書ポイント
社会人は重要思考をおさえておくと役立ちます。内容はシンプルで、一番「重み」のある場所に集中させる考え方。たとえば家の電気代の削減を考えるとして、電球とエアコンのどちらに「重み」があると思いますか?
新人時代って、電球の削減率にこだわり本質を見失うシーンがよくある。学生時代に知ればスタートダッシュできます。
大学生におすすめの本【起業思考編】
⑲起業の天才!
著:大西 康之
¥1,980 (2023/01/31 18:48時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
起業を志す・興味がある学生に、ぜひおすすめしたい一冊。リクルートの創業者でありながら社史からその記憶を消された江副浩正。高度経済成長ど真ん中にあったベンチャー企業と中心にいる男の物語。
江副浩正の先見性しかり答え合わせができる現代だからこそ、50年前の日本から学べることがある。
ちなみに将来的に起業を考えている人は、起業スクールで学ぶのがおすすめです。
なぜなら起業スクールは座学ではなく短期間で実際に事業の立ち上げまで行う超実践的だから。
下記の記事が厳選した起業スクールを徹底的に比較をしているので参考になります。
totolabo
起業スクール/経営塾・セミナーおすすめを厳選紹介!全24種を徹底分析しランキング化(怪しいものなし)
このtotolaboの記事では、起業スクール/経営塾・起業セミナーについて全24種を徹底的に分析してその中からおすすめを紹介します。正しい選び方や料金相場も解説しています…
⑳フランクリン自伝
著:ベンジャミン・フランクリン, 著:鶴見俊輔
¥1,933 (2023/01/30 05:33時点 | Amazon調べ)
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✅選書ポイント
アメリカ合衆国初代大統領ベンジャミン・フランクリンの自伝です。じつはイギリス生まれで印刷工から成り上がっています。アメリカの中心に据わっている「フロンティア精神の原点」そのものなのです。
さらにいえば「結局いいヤツが勝ち残る」という人生の本質を学べる一冊でもあります。
大学生の本のおすすめの選び方

上記で選んだ本は心からのおすすめです。
その上で、今後ご自身でどんな基準で本を選ぶといいかを解説します。
ポイントは下記の2点です!
①ステップを意識して読書する
②本を無料で楽しむ
①ステップを意識して読書する
私の学生時代の失敗例をご紹介します。
気合を入れて哲学に手を出そうとし、名前を知っているからと、
ヘーゲル『精神現象学』を読んで撃沈!なんてことが起きています。
挫折を防ぐためには現在地点を理解の上で、ステップを踏むことが大切です。
それでは読む順番を考えてみましょう。
哲学を念頭においてますが、以下のイメージをご覧ください。

ステップ1.概観(大枠)をなぞる
ステップ2.哲人の解説を読む
ステップ3.本人の作品に挑戦する
初めての場合であれば、肩を温めながら1→3へ進めていくのがおすすめです。
ちなみに今回の20冊は、まず円の周辺の本のなかで良著・名著をセレクトしています。
もちろん感じ方は人それぞれなので、自分に合ったものを選んでくださいね。
②本を無料で楽しむ
結論、大学の図書館が言うまでもなくおすすめです!
でも自分の手元でさくっと楽しみたい気持ちもよくわかります。
読書関連サービスは充実してきており、無料で試せるものが多いです。
代表的なサービスをコンパクトにご紹介します。
AudibleとKindle Unlimitedは無料体験が可能で、期間中なら料金は一切かかりません。
flier(フライヤー) に関しても7日間の無料体験が付いています。
読書の際はこれらのサービスを活用するとコストパフォーマンスが高いですよ。
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まとめ:大学生におすすめの本ランキング20選
この記事では、学生向けに読書する理由とおすすめ本を20冊ご紹介しました。
新社会人になった人は下記にも目を通しましょう。
ビジネスパーソンとして身につけるべき基礎力を身につけられる本を選書しました。
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それではよい一日を!
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