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ためになる本100選!読んでよかった人生のおすすめ本【保存版】

  • 人生のためになる本を知りたい
  • 膨大すぎるから良著を教えてほしい
  • 大まかなジャンルで押さえたい

こんな声にお答えして「人生のためになる本」を100冊紹介します。

行動を変えるビジネス本から知的好奇心を満たすもの、じわじわと心に効く古典まで。

薬に例えるならば「身体によいのに味も美味しい!」ラインナップを取り揃えました。

「本を読みたい」と思っても、膨大すぎて何をどのように読んでいけばわからないのも事実。

次の4つに分類して、心からおすすめしたい本だけをお伝えします。

偶然の出会いを楽しんでもらうために、それぞれの紹介の順番には規則性をあえて設けていません。

ラインナップ数が多いのでブックマーク保存し、興味のある本から手に取るのがおすすめです。

この記事が、あなたの人生をよりよくする一助になることを願っています。

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目次

①知的好奇心を満たす編〜ためになる本100選〜

①知的好奇心を満たす編〜ためになる本100選〜

1-1.LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界

「老化は治療できる」というセンセーショナルな主張。

まだ臨床段階とはいえ老化のプロセスが見え始めています。老化は病気として治療できてしまう日がくるのか?

人類は老いと死のプロセスを通じて世代を継いできました。私たちの死生観がひっくり返る、そんな予感を感じさせる一冊。

1-2.ハイパーハードボイルドグルメリポート

「ヤバい世界のヤバい奴らは何食ってんだ?」このコンセプトを掲げた番組の書籍化。

本ならではの魅力でいえば、カメラに収められなかったエピソードも満載。

本企画は番組と本書あって完成します。ちなみに番組はNetflixで視聴することがきますよ。

1-3.単純な脳、複雑な「私」

脳科学者の著者・池谷裕二さんが母校の高校で行った講演と特別授業を基にまとめた一冊。

意識・無意識、記憶、私とは何か。テーマは深いけれど、気負わずに楽しく読めますよ。

驚くほど巧妙な脳のつくりに常識がひっくり返り、その一方で脳のデタラメでお茶目な面も見えてきます。

1-4.ハックルベリ・フィンの冒険

一言で表せば「家出から始まる冒険譚」です。

物語の舞台は、18-19世紀頃のアメリカ。通信の発達もまだない。村から出たらかんたんには見つからない。

アナーキーでありファンキーなフィンの行動は、冒険に憧れた経験のある現代人の心をわしづかみにします。

1-5.痛快!憲法学

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絶版なので選ぶか迷ったけれど、小室先生の本は一冊入れたくてセレクト。

日本経済の停滞という現状を構造・本質で捉えると憲法に行き着くというお話。

本書を読むと、すべて「つながっている」感覚を味わうことができます。

1-6.日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

日本文化とひと口に言ってもハイコンテキストです。そこで松岡正剛のジャパン・フィルターを通じた「編集」。

辺境・デュアル・うつろい。言葉が歴史をつくってきたと感じることができますよ。

『連塾』シリーズをギュッと凝縮したような内容。でも読むたびに新しい発見がある、そんな本です。

1-7.若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし

佐藤雅彦さんが描くような、わかりやすく、そしてかわいらしい絵のタッチで解説する細胞のお話。

とくにおすすめは人類関連のテーマ。たとえば驚きなのが「人類以外に直立二足歩行をする生物はまったくいない」という事実。びっくりです。

語り口もユーモアがあって知的好奇心を刺激してくれる素晴らしい一冊。

1-8.世界は贈与でできているーー資本主義の「すきま」を埋める倫理学

贈与って人類史でみれば根源的でプリミティブな行為にみえますよね。

本書で知っておもしろかったのは、送り手には倫理、受け手には知性・想像力が求められるということ。

資本主義的な現代社会の「スキマ」にひょっこり顔を出す贈与、本書で学んでみませんか。

1-9.読む力 現代の羅針盤となる150冊

本書は佐藤優・松岡正剛の読書歴に軸足を置き、選書では「通俗本」を大切にしている姿勢からセレクト。

正直、これはついていけない話も多いのですが、あなたの知的好奇心を確実に刺激します。

新書で対談形式なので、骨太でありながらも読みやすいブックレビューともいえるでしょう。

1-10.2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望

責任投資原則のPRIや、個人情報の流通を規制するGDPR。

これらの動きにGAFAはどんな影響を受けるのか、またヨーロッパは規制にどんな関わり方をしてるのでしょう?

2000年代以降の潮流のスケッチは、出版から年を経ても参考になります。不確実性が高まっているいま、押さえておきたい一冊。

1-11.わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる

「本とどのように出会い、どうやって読むか」がテーマの読書礼賛本です。

本を読む理由を「話の底にひそむものを見つけ出すためであり、挑発され、混乱させられるためであり、それまでの価値観をゆさぶってもらうため」と挙げる著者。

愛の深さと、かゆいところに手が届く著者の言語化力を堪能してください。

1-12.タテ社会の人間関係

日本の組織におけるその特異性を社会構造的に分析・理論化した日本論の名著。なんと出版年は1970年。

「タテ社会」というフレーム、コンセプトは、いまからみれば常識レベルですよね。

社会集団の構成要因の話は最近のこと?と思うほど。50年以上経っているからこそ普遍性を味わえます。

1-13.未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために

著者にはアジアの血が流れていて、フランス国籍で日本生まれ。多言語のフィルターから眺めた世界を通じて、言葉の可能性を探ります。

内容は言語学・社会学・コミュニケーション論・贈与論まで横無尽。

とくにモンゴルでの贈与エピソードは「所有とは何か」を考えるきっかけになりました。価値観を揺さぶれた一冊です。

1-14.教養の書

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無自覚に「古典は読むべきもの」とされているけれど、そもそも古典とは何なのか?

古典とは知の共通基盤である。なかば説教のように歯切れよく語ってくれる本書は学生時代の自分に読ませたいランキング1位です。

エンタメと古典の関係性、なぜ本を読み継ぐ意義があるのか、自分の読書観をつくった大切な一冊。本書を読むと一本の線につながります。

1-15.乱読のセレンディピティ

本書はあの外山滋比古がセレンディピティ=思いがけない偶然の出会いをコンセプトに乱読を徹底して勧める本。

本に執着するのは知的ではない、ノートをとるのも、一般的な価値はない。本を読んだら、忘れるにまかせる。

著者が巧みなアナロジーも使いながら本の読み方に対する凝り固まった概念を解きほぐしてくれます。

1-16.天才の世界

本書は、日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹が自ら選定した天才たち(空海・石川啄木・ゴーゴリ・ニュートン)を対談形式で語る一冊です。

湯川秀樹に問題意識があったことから、創造論的なアプローチで天才たちをスケッチしていきます。空海と最澄の関係を後に遺す視点で捉えている考え方には膝を打ちました。

天才と呼ばれる偉人のフィルターから覗くと、別の天才たちはどのように映るのか。なんだかワクワクしてきませんか?

1-17.歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録

過去に目を向けることで現在を理解することができるのではないか。

著者はそう信じて歴史を概観する13のエッセイをしたためました。

史実の具体→解釈→抽象化をまとめた本は分厚い本になるけれど、本書は10巻の大著からエッセンスを抽出しているのでコンパクト。読みやすい一冊です。

1-18.未来のアラブ人

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シリア人の大学教員の父とフランス人の母の間に生まれた著者による、中東の暮らしをていねいに描いた自伝コミック。

当時、中東と西洋の二つの文化のなかで育った幼少期の著者が、何をみてどう感じたのか。独特な色使いのタッチで描きます。

他人事に思えてしまうような事柄も、コミックと物語の力でグッと身近に感じさせます。続編も出てますよ。

1-19.謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も知らないものを探す。そして、それをおもしろおかしく書く。以上」

そんな確固たるコンセプトを持った著者が選んだのが謎の独立国ソマリランド。おもしろくないわけがない。

溢れる探求心×体力×経験×筆力が掛け合わさって初めて本書のような作品は生まれます。読めること自体に感謝したい一冊です。

1-20.利己的な遺伝子

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「人間およびあらゆる動物は、遺伝子によって創り出された機械である」リチャード・ドーキンスの主張は、世界に影響を与え続けています。

とくに人間の特異性が文化であると喝破し、遺伝子と重ね合わせて「ミーム」という新しい言葉で定義するその発想力には舌を巻きます。

もはや古典と呼ばれる存在となった本書が当時何を語ったのか、いまでも読む価値があります。

1-21.料理の四面体

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本書を一言でいえば料理の本質を見抜いた著者による理論化の結晶です。

火を頂点として、空気・水・油の三要素で構成された四面体。本書のモデル図を見ればわかるように、料理のプロセスを見事に説明します。

身近な存在から導き出した本質的な理論を目にすると、悔しさと感動が入り混じったような興奮を覚えます。

1-22.逝きし世の面影

江戸時代ってなんだか浮世離れした存在ではないですか?200年前の現実なのだけど、創作のイメージが強くて実感がわきにくい。

本書は、海外の眼に映った日本を丹念にまとめあげた一冊です。わざわざ訪れた海外の要人が捉えた日本像をかき集めると果たして何が浮かび上がるか?

たしかに生活様式の文明として江戸文化は滅びました。だからこそ、江戸の面影を感じてみようではありませんか。

1-23.全世界史

「複雑きわまる世界史も、たったひとつの歴史=全世界史として読めばもっとわかる」出口治明さんのご著書に通底するコンセプトです。

なぜこういった芸当ができるかというと、ご自身が歴史好きでノートに統合的な記述していった蓄積があるからなんですね。

驚くのが参考文献リストは現物ありきではなくて過去の学びを思い出しながら記載していること。著者のフィルターから世界史を覗いてぜひ追体験してみましょう。

1-24.Humankind 希望の歴史

著:ルトガー・ブレグマン, 翻訳:野中 香方子
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著者のルトガー・ブレグマンは1988年生まれのオランダ人。ダボス会議ではお金持ちの偽善を指摘するエピソードも持つ気鋭の歴史家・哲学者です。

本書は、人間が根源的に持っている「善性」を語ります。人間の悪い面をあぶり出してきた心理学の実験や歴史的解釈を懇切丁寧にひっくり返すのです。

著者のスタンスは希望主義。地に足ついた合理的楽観主義はこれからを生きる上で大切なテーマになるのではないでしょうか。

1-25.福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅 

西田哲学と呼ばれる西田幾多郎の思想は私たち一般の読者にはむずかしい。とくに術語という独自につくった言葉の理解がしにくいからです。

本書は、『生物と無生物のあいだ』で知られる福岡伸一さんが西田哲学を読解していくプロセスそのものです。そして福岡さんの動的平衡のコンセプトが西田哲学に見事に符合するカタルシスをも味わえます。

じつは福岡さんは中盤まで読解に苦労します。わからないところは素直に伝える真摯な姿勢が、本書の魅力をさらに高めています。

②人生を深める編〜ためになる本100選〜

②人生を深める編〜ためになる本100選〜

2-1.うらおもて人生録

著:武大, 色川
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作家として成功を収めた色川武大が「はぐれ者だった自分がこれまで生きてきたなかで得たセオリーを伝えたい」と深夜ラジオのように語りかける一冊です。

色川武大は言います。読んでほしいのはクラスで上から十番目以下のような子たち。あと、そのお母さん。

40年も前のことだけど心に訴えかけてくるから、まったく色あせません。ズバッと本質をつくような言葉も頻出します。人生のバイブルになりました。

2-2.新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想

明治維新後、日本のことを世界に英語で発信した偉人といえば内村鑑三、新渡戸稲造、そして岡倉天心でしょう。

「茶の本」は西洋人に「茶」ひいては日本の文化を理解してもらうために英語でしたためた一冊です。ぜひお読みになる方は角川の新訳版がおすすめ。「エピソードと証言でたどる天心の生涯」の追加収録は、岡倉天心の人となりを知る絶好の材料です。

天心のインドの旅は彼のアジア思想に影響を与えている。いろんなことが見えてきます。日本文化を知るなら避けて通れない一冊です。

2-3.文明論之概略 現代語訳

著:福澤 諭吉, 翻訳:孝, 齋藤
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福沢諭吉といえば『学問のすゝめ』があまりにも有名ですが、同時期に出版された日本思想論・文明論の本書をおすすめします。

明治維新という革命からわずか十年ほど、日本の独立について当時福沢諭吉は何を思い語ったのか?福沢諭吉にとって孔子とは、豊臣秀吉とは、どんな評価をしているのかワクワクしますよ。

ひとえに書籍というメディアが継がれてきた功績です。本書は齋藤孝さんの現代語訳、いま息をする言葉で福沢諭吉と向き合うことができます。

2-4.人生論ノート

著:清, 三木
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本書は西田幾多郎の弟子にあたる哲学者・三木清の生きた言葉の宝庫です。テーマごとに「〜とは」と本質が語られます。むずかしくない。

嫉妬とはすべての人間が神の前においては平等であることを知らぬ者の人間の世界において平均化を求める傾向である。

たとえば嫉妬とは何かの一節。繰り出される名言にハッとするとともに、人生を通じて言葉を定義できる人間になりたいと思わせます。

2-5.フランクリン自伝

著:ベンジャミン・フランクリン, 著:鶴見俊輔
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アメリカ合衆国初代大統領ベンジャミン・フランクリンの自伝です。

生きてきた自身の歩みを、ときには俯瞰の目線を持ち合わせながら、とにかくいきいき描いています。ただそこには傲り・驕り・奢り的なものはいっさいありません。

イギリスの印刷工から成り上がった成功譚というよりは、なんだかんだ「いいヤツが勝ち残る」という人生の本質を学べる一冊。

2-6.わたしの渡世日記

高峰秀子は、5歳から子役としてデビュー以降、田中絹代、谷崎潤一郎、梅原龍三郎、小津安二郎などスターに愛されました。

読んで感じるのは、高峰秀子の引き受け精神。女優はけっして自分が望んだものではなかった。事実、きっかけはなりゆきです。

数奇な運命を歩むことになっても、周りの評判に振り回されない確固たる軸。だから年上にもフラットに接するし、結果好かれる。人生の教科書の名にふさわしい一冊です。

2-7.アンナ・カレーニナ

著:トルストイ, 翻訳:望月 哲男
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幸せの家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」あまりにも有名な書き出しです。

このような「不幸の形」に至るまでのプロセスを味わう小説には違いありません。しかし長編すべて読んでみると、ずっと不幸なわけではないし、つかの間の幸せの日々も描かれます。

貴族の生き方、結婚と家族のあり方、当時の都市生活、宗教と個人の関係、見栄と愛。このあたりの事情が絡み合い、当時の時代性もあって濃厚な物語に昇華されています。まさに人生を学べる小説です。

2-8.方法序説

著:デカルト, 著:谷川 多佳子
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かの有名な「われ惟う、ゆえにわれ在り」が登場する本書はもともとは論文の序説です。序説を大ヒットさせるデカルトの凄さよ。

当時は宗教の戦争があった時代。なんとかマウントを取って、自分側の価値観・真理を「これが正しい」と押しつけようとしていた頃。「もうよくね?」という空気が漂うときに一石を投じたのがデカルト。

じつは、デカルトの機械的世界観に基づく心臓の考え方は間違っています。でもだからこそ自分で考えたことが浮き上がるし、自分の頭で考える姿勢を学べる気がするのです。

2-9.養生訓

本書は300年前、84歳まで長生きした貝原益軒先生による健康論。まさに「心」を説いています。「よりよく生きるためには「欲」のコントロールが肝要である」という主張です。

興に乗って戒めを忘れてはいけない。欲に制限をつけないと禍になる。楽しみが最後までいくと悲しみのもとになる。

たとえばこの一節。令和のいまこそ心に染みませんか?先生の先見性に驚くとともに、人間の根源的な感情は300年では変わらないという普遍性を感じずにはいられません。

2-10.シュリーマン旅行記 清国・日本

トロイア遺跡を発見したロマンの男、シュリーマン。1865年、世界漫遊の旅に出た彼はなんと幕末期の日本に訪れ、50日間滞在しました。

感銘を受けたのは14代将軍の徳川家茂の行脚を目にして「どんな様子だったのか」を詳細に綴っているところ。史実とは異なる第三者のフィルターを通すとこんなにもワクワク読めるんですね。

お客さん扱いされたシュリーマンは良い場面しか見ていないかもしれない。ですが、そこに描かれる食事・風呂・人となりからは確かに当時の日本が浮き上がります。

2-11.自省録

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2000年読み継がれてきた瞑想記録ノートであり、古来数知れぬ人々の心の糧となってきた名著です。ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス。

多忙かつ重責を背負った賢帝が日々綴った短いセンテンスから成ってます。「隠居するなら自分の心に中につくるのがもっとも良い」心の平静を保つ考え方には影響を受けました。

「君は〜すべきである」といった自問自答、自らへの戒めや鼓舞する言葉は、長い年月を経て現代の私たちの支えになるのです。

2-12.マンガ 老荘の思想

孔子が上下関係を大事にするバリキャリ系なら、老荘はスローライフ系でしょうか。

じつは老荘(老子・荘子)それぞれ違いはあります。たとえば荘子はより自然を重視している印象で、世俗との距離感がある。こういったニュアンスを本書から掴むことができます。

何かをあきらめて悲観するわけでなく、あるがまま。現代を生きるヒントを見つけてみましょう。

2-13.五輪書

著:鎌田茂雄
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宮本武蔵は「一度も負けず」に実戦から足を洗った実在の剣士です。人生の後半、最期を悟った氏は洞窟にこもり、遺書をしたためるように『五輪書』を完成させます。

本人にしか書き得ない実戦的な内容もあって、たとえば一対多敵の考え方は『HUNTER×HUNTER』の世界観を彷彿させました。

本書は自己の体験のみで書かれた日本思想史上でも稀有な一冊。言葉に対する想いの強さも随所に感じることができますよ。

2-14.学生との対話

小林秀雄が全国から集まった学生たちとの対話を記録した一冊です。「何でも聞いてください」と始めるも小林秀雄は一切の妥協を許さず、学生も必死に食らい付く。

質疑応答ではなく対話。対等な関係で向き合ったとき、正しく質問することがいかに難しいか。読み手にもひりひりと伝わります。

当時の学生たちは思索を深めていったに違いない。収録された複数の対話記録は内容が一部重複しているからこそ理解がしやすくなっています。

2-15.風の男 白洲次郎

著:恵介, 青柳
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白洲次郎とは、明石家さんまが憧れる男。じつは2006年に『明石家さんま特番〜白洲次郎に会いに行く』という特番まで放送しています。

キーワードは「プリンシプル」と「ノブレス・オブリージュ」。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靭さ。口は悪いけど江戸っ子気質で心は温かく、なにより弱い者にやさしかった。

吉田茂の側近としてGHQを怒鳴りつけた異名を持つ白洲次郎。本書はエッセイとしても読める一冊。手始めにどうぞ。

2-16.華氏451度

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本が禁制品となった未来。無自覚な大衆に違和感を覚えて行動するのが『1984年』のウィンストン・スミスであり、本書の主人公モンターグ。

本が禁じられたら世界はどうなるのか?レイ・ブラッドベリは何を言いたかったのでしょうか?

「本は、著者が思想を閉じ込め、次に受け継ぐ役割を持っている」と気づかせてくれた一冊。現代の読者にも考えるきっかけを与えてくれます。

2-17.愛するということ

著:エーリッヒ・フロム, 翻訳:鈴木晶
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市場原理が浸透して自由恋愛が一般となった資本主義社会では、魅力的な男性・女性は掘り出しモノであり「商品」となってしまった。

それを克服する一歩こそ「愛とは技術であると知ること」とフロムは言い切ります。愛の修練というパートではパンチラインの連発。

技術という銘打つだけの深い洞察は極めて本質的。戦後のアメリカで書かれた本書がいまもなお読まれ続けている理由がわかるでしょう。

2-18.人間とは何か

著:マーク・トウェイン, 著:大久保 博
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『ハックルベリー・フィンの冒険』『トム・ソーヤーの冒険』の著者マーク・トウェイン。

本書は『嫌われる勇気』のような老人と若者による対話形式で展開される晩年のトウェインの創作論であり、人生論です。

「人間は外部からの影響でつくられる」といった機械論的な展開をはじめ、どことなく乾いた印象。実際、作風がだんだんと悲観へシフトしていったトウェイン。彼の人生を感じながら読んでほしい一冊です。

2-19.夢声戦争日記

徳川夢声は明治生まれの弁士、漫談家。対談の名手でもあり「宮本武蔵」の朗読でも有名です。戦後のテレビ創成期では司会者としても活躍。

そんな芸能人として東京・荻窪に暮らしていた夢声の戦中期。知識人の俯瞰した目線を持ちながら、ときにまっすぐ「畜生!」と叫び、非日常にある日常で小さな喜びを見出します。

『古川ロッパ昭和日記』にも通じる一級の日記文学。当日のリアルな東京生活を知るのにも価値がある一冊です。

2-20.異邦人

著:カミュ, 翻訳:窪田啓作
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太陽の日差しと黒の喪服。夏の青空と絶望。光きらめく波と無気力。主人公の名は、死(meur)と太陽(sol)でムルソー。

ママンの死によって人生が寸断されたムルソー。目の前に横たわるのは、むき出しの「今」だけ。ある行動の引き金は「太陽のせい」。

1942年の出版以降、ムルソーが現代の何を象徴しているのか。これまでも今後も本書が読み継がれていくかぎり、議論は止まないでしょう。

2-21.輝ける闇

著:健, 開高
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本書は作家・開高健が特派員としてベトナム戦争の取材へ赴き、命からがらの帰還した後に小説として描いた奇跡のような一冊です。

肌を焼くような太陽、地面からたゆたう熱気、シャツが背中にへばり付くじっとりした汗。泥と死。開高健はベトナムの匂いを閉じ込めた。

ひとりの人間をそこまで突き動かす書きたい欲とは何なのか?目にすること、書くこと、そして生きることを考えたくなる読書体験でした。

2-22.論語と算盤

日本の株式会社の父・渋沢栄一による『論語と算盤』。タイトルを伝わりやすいように言い換えるならば「道徳と経済」です。

渋沢流の人間観察法は必読です。行動の動機のその先「何に安心し、満足しているのか」ここまで知って人物像が初めて明瞭になります。

江戸・明治・大正・昭和を駆け抜け、国の役人→実業の世界を渡り歩いた渋沢栄一の人間力に裏付けられる考察は人生に活かせますよ。

2-23.起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男

リクルートの創業者でありながら社史からその記憶を消された江副浩正。スポットを当てると、ひとりの天才の栄枯盛衰が浮かび上がる。

高度経済成長ど真ん中にあったベンチャー企業と中心にいる男の物語。答え合わせができる現代、江副浩正の先見性には舌を巻きます。

面白いのは本書は過去の話では終わってくれないところ。つまり、いまの日本における情報通信産業の立ち位置を説明するプロセスそのものでもあるのです。

2-24.ヨーロッパ退屈日記

1961年、伊丹十三が俳優としてヨーロッパに滞在し、そのときに感じた心の機微をエッセイにしたためた一冊です。

「貧乏そのものは何も思わない、ただ「貧ゆえの」という感じがやり切れない」という言葉には、人生で大切にしたい示唆を感じます。つまり、物理的な貧乏はいいけれど、心だけは貧しくするな。

白洲次郎にも通ずるような「プリンシプル」を持っていた伊丹十三。いまから約60年も前の出来事なのにその語りはまったく古く感じさせません。

2-25.人間の建設

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批評家の小林秀雄と数学者の岡潔、このふたりの対談本には「日本史上最も知的な雑談」というキャッチコピーが付いています。

『春宵十話』と併せて読むと、感情の重要性をより感じることができる一冊です。「どんなに立派な数学の公式でも人間の感情が納得しなければ学会で認めれない」という話には膝を打ちました。

数学を抽象概念として操るのも極めることも論理的であることも、すべての起点は人間。感情が土台にあるのですね。

③仕事に活かす編〜ためになる本100選〜

③仕事に活かす編〜ためになる本100選〜

3-1.最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術

交渉に関する本を読みあさってた頃、仕事に活きた実感できたのが橋下徹さんのご著書です。当時絶版で何とか入手しました。

「本当の苦しい交渉でデータが切り札となるのは、デメリットの強調のときなのだ」数値データの必要性はわかっていても、どの場面で効果を強く発揮するかの視点は持ち合せていなかった。

本は実践することで仕事に役立つという小さいながらも成功体験を得ることのできた大事な一冊です。

3-2.苦しかったときの話をしようか

本書はUSJを再建した最強マーケター・森岡毅氏が就職活動を始めるご自身の娘のためにしたためた虎の巻です。

資本主義は、人間の「欲」をエネルギー源にして、人々を競争させることで社会を発展させる構造を持つ。注目してほしいのは資本主義社会の構造の解説です。

現象にとらわれずに物事の本質を見ようとする姿勢は、自分の仕事観にいまもなお影響を与え続けています。

3-3.あれか、これか 「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

将来稼ぐ収益力という一律の価値基準で無形資産を「見える化」するファイナンス。入門書でありながら学べて抜群に面白い一冊です。

ファイナンスが生まれた背景は「人生が有限だから」という考えにハッとさせられました。

資本主義社会と付き合う私たちをサポートしてくれるファイナンス、学びたいのならまずはこの一冊をどうぞ。

3-4.僕は君たちに武器を配りたい

著:瀧本哲史
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読者対象は徹底して若者。ロジカルに熱く、これからを生き抜くための「考え方」の武器を配ります。

「武器を託したからあとは君たちが日本をより良くしてくれ!」合理的に楽観を説くその言葉には胸を打たれたました。

瀧本哲史さんの鋭い洞察と、希望をあきらめない考えには大きな影響を受けています。

3-5.共感資本社会を生きる 共感が「お金」になる時代の新しい生き方

本書は鎌倉投信の新井和宏さんとポケットマルシェの高橋博之さんによる対談本です。

成長が大事であるスタンスでも「資本主義を何かしらアップデートさせる必要性」を感じる人も多いのではないでしょうか。お金そのものが目的化しないよう、貯蔵性を解消させる考え方は発見でした。

新井さんの共感コミュニティ通貨にご興味のある方には、副読本としてミヒャエル・エンデの『エンデの遺言』をおすすめしておきます。

3-6.武器になる哲学

本書は、初学者でも「哲学」を仕事に役立てることができる一冊となっています。哲学者とコンセプトの紹介のバランス加減が絶妙です。

著者が哲学書から抽出したキーコンセプト単位にまとめているからです。ナッシュ均衡・ブリコラージュ・反脆弱性。

著者の手腕によって哲学なのに実践につながるビジネス書に仕上がっています。


3-7.ビジネスエリートになるための 教養としての投資

著者は農林中金バリューインベスツメンツの最高投資責任者であり、バフェット流投資の実践者です。

投資家の思想の必要性を問いているのが本書の魅力。ちなみに、農地からどれだけの農作物が取れるのかを考えるのが「投資」で、土地がどのくらい値上がりするのかを考えるのが「投機」です。

投資家の思想は仕事の心がまえにおいても役立つでしょう。

3-8.プロフェッショナル原論

波頭亮さんは「ビジネスパーソンこそプロフェッショナルたれ」と言います。仕事への考え方・姿勢を本書から学びました。

プロ野球選手の身体が資本であるように、高度な知的生産が求められる社会人にとっても同じ。固定給でもお金を受け取っている以上、プロフェッショナルの意識を持つべきなんですね。

この意識をすれば「その瞬間の快楽を優先し、翌日が二日酔いで動けない」なんてことは起こりません。背筋が伸びた一冊です。

3-9.現代経済学の直観的方法

著:長沼伸一郎
¥2,420 (2022/09/28 22:39時点 | Amazon調べ)

社会人になってからお金や資本主義の構造に興味を持つようになりました。入門書の顔をした名著。一般読者にわかりやすく面白くて、深い。

とくに後半の「第9章 資本主義の将来はどこへ向かうのか」は必読です。GoogleやAmazonといったメガプラットフォーマーが生まれる構造と、それが不可逆的(戻らない)である考察にはドキッとしました。

著者によれば日本の資本主義を駆動する精神とは欲望ではなく「心配」。さて、あなたはどう思われますか?

3-10.ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考

生命科学の起業家であり研究者の著者が、生命原則の原理原則から「ビジネスに活かせる思考法」を語った一冊です。

たとえば「視野を広く持とう」って唱えるようによく言われます。それは意思決定が刹那的でなく大局的になることで生存戦略に効くからです。

ビジネスにおいて未来志向が大切なのは言うまでもありません。こうした話を生命科学の原理原則から読み解いていくのが本書の魅力です。

3-11.ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

著:ピーター・ティール, 著:ブレイク・マスターズ, 翻訳:関 美和, その他:瀧本 哲史
¥1,267 (2022/09/29 19:28時点 | Amazon調べ)

ペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業の講義録が元となっています。

本書といえば「賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何か?」という問いかけがあまりにも有名。自然が語らない真実は何か?
人が語らない真実は何か?

ただ「オリジナルで考えよ」と言われるよりも、よっぽど説得力があります。同調性を求められる環境で育ってきた者にとっては強烈な刺激を得ることができる一冊でしょう。

3-12.インターネット的

ほぼ日を始めてまだ数年の2001年、糸井さんが見抜いたインターネットの本質とは「リンク・シェア・フラット」です。

インターネットの可能性を「伝わる仕組み」に着目しながら当時の驚きを交えながら語ります。当時にしか書けない内容を詰め込んでいる上、普遍的価値があるので、いま読んでも色あせないし新たな発見さえある。

当たり前になりすぎて見落としているインターネット的な可能性を糸井さんが「すごいでしょ」とすくい取って鮮やかに見せてくれる一冊。

3-13.ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために

広告業界の第一線で活躍した佐藤尚之(さとなお)さんが、試行錯誤の末にたどり着いた思考法です。一過性のマーケティング手法とは別もの。

日本の人口は減って記号的な消費はゆるやかとなり、目を向けるべきは拡散ではなくて既存のファンだってことは感覚的には理解できます。

じつは2割のファンが売上全体の8割を支えているパレートの法則的な実証や事例によって、その思考法がまっとうであると見えてくる。仕事する上の心がまえとしても影響を受けた大切な一冊です。

3-14.ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

一見、ビジネスと相反しそうなワードであるストーリー。企業戦略の専門家である楠木健さんがストーリーとその裏側にあるロジックについてユーモアを随所に挿し込みながら語る一冊。

本書の主張は明瞭で「優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリー」です。小難しい言葉を盛り込んだり、数字をかき集めたりするのは不要。戦略に筋があって、いきいきした画が浮かぶか。

本書の内容をすぐに実践しようとするならば思いついたらすぐ人に話す。話すことでそのストーリーは磨かれていきます。

3-15.進化思考 生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」

巷にはビジネスのアイデア発想法に関連する本も多いのですが、ついに決定版が出てしまったなという印象です。

なぜなら発想メソッドを網羅する拠り所が生物や自然でこの世界そのものだから。40億年も変異と適応を繰り返してきた最適なモデルが存在していた。本書のコンセプトを見ただけで「やられた」と思いました。

たとえば「分ける」「増やす」なんて発想法があるけれど、生物が全部やってる。創造性の本質を見出し、体系化したのが『進化思考』です。


3-16.会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカーー500年の物語

本書はまさに「会計エンターテインメント」のキャッチにふさわしく、アート・芸術に関わる有名人が次々に登場するのが特徴です。

たとえばマイケル・ジャクソンがファイナンス思考によって将来いくら稼ぐかを重視してビートルズの曲の権利を高額なが入手した。一方、PL思考だったオノ・ヨーコ。こういった具体例の方が学びになりますよね。

ざっとスケッチすると情報が価値を持つことによって世界は変わります。会計500年史のダイナミズムを感じることのできる一冊。

3-17.会社の老化は止められない 未来を開くための組織不可逆論

大企業が硬直してしまう構造要因を鮮やかに解説してくれる一冊です。ベンチャー時代は風通しの良い環境だったのに、成熟するとルールだらけの組織になっている例って聞きますよね。

だからこそ優秀な企業は「不可逆性(進むと元に戻らない)」を理解しているからシンプルを大事にします。

信号を一度つくると、それを取り外すのがいかに大変か。組織に身を置く方には気づきをきっと得られるでしょう。

3-18.実務で使える 戦略の教科書

戦略の必要性と何を示しているかがわかった。それでは実務で戦略を立案するにはどうすればいいか?そんな問いに答えてくれる一冊です。

立案に向けたストーリーの重要性や具体的なステップといったノウハウはもちろん陥りやすい「こうなってはならない!」というアラートにも一読の価値があります。

実際に戦略づくりに活用してみまして、実践的な内容であることは間違いない。本書を通じて、実行につなげるプランをつくりましょう。

3-19.コトラーのマーケティング3.0

著:フィリップ・コトラー, 著:ヘルマワン・カルタジャヤ, 著:イワン・セティアワン, 翻訳:恩藏 直人, 翻訳:藤井 清美
¥2,340 (2022/09/27 23:04時点 | Amazon調べ)

製品中心の1.0→消費者志向の2.0→価値主導の3.0、時代に即して変化させてきたマーケティング理論。

しかし、時代は変われど、より高い次元で生活者と関係をつくる価値主導には一定の普遍性を感じます。

理論、フレームが語られるけれど、価値主導が通底しているので飛躍を感じさせません。経年に耐えうる一冊だと思います。ちなみに続編の4.0は3.0の戦術版です。

3-20.USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

本書はUSJ再建を導いた最強マーケター森岡毅さんのマーケティングの入門書。

そもそもマーケティングとは、生活者にその商品が「選ばれる必然」をつくることと定義してます。曖昧な言葉は定義の上でメソッドや具体例を提示してくれるので初学者も読みやすい一冊です。

本書を読めば森岡さんのご著書に通底しているマーケティング思考・戦略思考を身に付けることができるでしょう。

3-21.思考・論理・分析

「思考」ってそもそもどんなプロセスで脳内処理しているか説明しにくいですよね。根本かつ本質な内容だと抽象的な言葉で曖昧にしがち。

本書は「考える」といった思考の根本にまで立ち返り、図解を用いて明快に解説をしていきます。

論理的思考について書かれた本は多数あります。なかでも本書はズバ抜けて役立つといえるでしょう。

3-22.くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話

本書は、未来がくそつまらなくなるからこそ主導権を持って意思決定しようという内容です。

資本主義や貨幣の本質はどこにあるのか?そもそも私たちはなぜ貯金でなく投資することを選択すべきなのか?読者と同じ目線で、本質をわかりやすく語ります。

投資の話なのだけど、主導権というキーワードはあなたが仕事をする上できっと力になるはず。

3-23.モチベーション3.0

これまでがアメとムチによるモチベーションづくりであれば、3.0は不確実性の高い現代を生き抜くための内発動機付けにフォーカスした一冊です。

内発動機付けを育むには自主性・成長・目的の3つの要素を働き手に感じてもらうことが重要。でもこれって、いまでは当たり前に思いますよね。

日本語版は2010年出版、じつは10年以上も前。企業研修がこの本を参照することも少なくない。モチベーション入門書としてもおすすめ。

3-24.1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

レジェンド人物の名はビル・キャンベル。アメフトのコーチ出身のプロ経営者。ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちをゼロから育て上げた名コーチです。

本書は「世界を代表する企業の経営者をコーチした」という事実と権威付けが相まって、ビジネス書として見事に仕上がっています。

実際、ビルのコーチングには幅広い学びがあります。組織・チーム論・マネジメント論・リーダー論。本人の魅力含めて擬似体験できますよ。

3-25.GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代

GIVER(人に惜しみなく与える人)とTAKER(真っ先に自分の利益を優先させる人)、なんとなくGIVE精神のある人の方が成功しそうですよね?

この「なんとなく」を道徳ではなく、心理学や行動経済学的なアプローチを用いて、ビジネス書として成立させているのが本書の魅力です。

成功するGIVERとはどんな性質であることの深堀り、さらにTAKERの人とどう向き合うべきか人間関係の作法まで学べる満足度の高い一冊。

④思考・心を整える編〜ためになる本100選〜

③仕事に活かす編〜ためになる本100選〜

4-1.自分の薬をつくる

電話番号を公開して漠然とした不安や悩みの声を聞く「いのっちの電話」を続ける坂口恭平さん。本書は、皆で皆の悩みを聞いたらどうなるかと考え、実際に行われたワークショップをまとめた一冊です。

著者は頭にたまっているモヤモヤを「書くこと」で乗り越えてきました。書く=薬。そうして自分で薬をつくってきました。

書くことの効能、そして坂口さんが相談者とやり取りすることで伝わってくる圧倒的な心理的安全性。これらをぜひ感じてほしいと思います。

4-2.急に具合が悪くなる

本書はガン患者の哲学者・宮野真生子さんと人類学者・磯野真穂さんが交わした書簡形式の本です。主題は「生と死」です。

このテーマになったのは偶然。なぜなら宮野さんは急に具合が悪くなったからです。だんだんと往復書簡の色合いが変化してゆきます。

ふたりの関係性は書簡を通じて深まり、反比例するように宮野さんの具合が悪くなる。自分の死生観に向き合うきっかけとなった一冊です。

4-3.思考のレッスン

作家・丸谷才一が学生を対象として思考・考えるコツについて縦横無尽に語った一冊。とくに感銘を受けたのは読書への考え方。

読むべき本を選ぶなら「一冊だけはありえない」という話。たくさんの本の中にあって初めて一冊の本は意味があるのだと。

こうして100冊選んだのも少なからず丸谷才一の影響です。講義形式なので読みやすく、若年層から大人まで幅広い人におすすめします。

4-4.暇と退屈の倫理学

「暇」と「退屈」といった抽象的な対象に対して、過去の哲人たちの主張に確認したり反論しながら紐解いていきます。

とくに面白いのが遊動生活から定住生活への変化の影響。定住が暇という客観的条件を人間に与え、それによって人間は退屈という主観的状態に陥ったと。つまり暇=客観的で、退屈=主観的。

暇や退屈について考える人は古今東西たくさんいます。だからこそ先人たちの思考の跡を追体験してみませんか。

4-5.なんで僕に聞くんだろう。

著者は写真家の幡野広志さん。ガンを公表してから人生相談のメッセージが多く寄せられるように。本書は連載企画の書籍化です。

幡野さんは、相談の答えは悩める言葉に隠れているといいます。向き合うには「問題解決」と「共感」では足りず、二つを混ぜることもある。

一読すると、言葉へ向き合う真摯な姿勢が見て取れます。この相談になんて回答を打ち返すのだろう。自分ゴト化して読んでみると、読書体験が豊かになります。

4-6.反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

僧侶でもある草薙龍瞬さんがブッタの思考法をいまを生きる私たちに向けてわかりやすく解説してくれる一冊です。

「生きていれば悩みが生まれる」仏教が素晴らしいのはまず受け入れること。そして目をつむらずに見つめます。すると原因は「心の反応」にあるとわかってきます。

どのようにして反応せずに「快」である心の状態をキープできるのか。ぜひ本書から学びましょう。

4-7.スタンフォードの自分を変える教室

本書は、自分自身の「悪い習慣」を脱却するのに役立つ本です。実際にこの本をきっかけにしてお酒を断つことができています。

未来からいまの行動をとらえること。具体的な思考法は「この行動(たとえば夜ふかしすること)を明日以降もずっと継続する」と考えること。未来につながるとわかると、自制が働きやすいんです。

自らを変えるきっかけを科学的、実戦的なアプローチで明らかにしていきます。本→実践をするにはもってこいの一冊です。

4-8.嫌われる勇気

アドラー心理学といえば「すべての悩みは対人関係の悩みである」といった概念が通底しています。こうした大事なエッセンスを哲人と青年の対話形式によって読みやすく構成したのがベストセラーの本書です。

悩みは対人関係に行き着く、さらに人は褒めてはいけない。社会的通念を信じて生きてきた身からすると「本当?」と一見、疑いたくなります。

何度も食い下がる青年役のおかげで私たちはアドラー心理学をじわじわと理解することが可能になるのですね。今でも読み直す大事な一冊。

4-9.堕落論・日本文化私観

堕落論は1946年4月、続堕落論は1946年12月に発表。戦後間もない日本で、本書が読者に与えたインパクトを想像します。

「人間の、又人性の正しい姿とは何ぞや。欲するところを素直に欲し、厭な物を厭だと言う、要はただそれだけのことだ」坂口安吾の徹底した欺瞞の否定は、良好な対人関係を一義としていた自分の心にぐさっと刺さりました。

「いい格好するな、取りつくろうとするな」思考の基準が他者に流れてしまいそうになるとき、心に坂口安吾を思い浮かべます。

4-10.はじめて考えるときのように

考えるとは「うーむ」と目線を斜め上にして腕組みをすること?いや、考えるってこういうことじゃないかな?とやさしく語りかけくれます。

読み進めると見えてくるのが「考えるとは、動的なプロセスである」ということ。他人の借り物である言葉を駆使して、人は新たな関係、新たな意味を求めるのです。

思考の本質に迫りたいけれど、いきなり分厚い哲学書には手を出しにくい。そんな読者には本書をまずおすすめします。

4-11.考え方のコツ

著:松浦 弥太郎
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松浦弥太郎さんの本から「毎日のていねいな生活が自己向上へ導いてくれる」ことを学びました。「書く」を活用した思考の必要性を説いた本書をおすすめします。

朝一回、真っ白なノートに向かって10分間、ペンを走らせる習慣から始めました。一年以上の継続を通して思考がクリアになっている実感を持っています。

心に響くかの視点とあわせて「何が実践できるか」を意識して読むと、より実践的になります。

4-12.今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略

人生100年時代、個の時代から関係性の時代へ。何か動いていないと気モヤモヤする。そんな中で本質が学べるキャリア論に出会いました。

まずやることはキャリア形成の「日常」に重きを置く。その有効手段が、日頃の働き方や生き方を考える書くことなんです。

用意されたワークと向き合うことで本書の効果は倍増します。素直に実践すると、きっと気づきが得られるでしょう。

4-13.サーチ・インサイド・ユアセルフ

著:チャディー・メン・タン, 著:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート, 翻訳:柴田裕之
¥1,881 (2022/06/04 10:11時点 | Amazon調べ)

Googleの心に関する研修を開発した著者がマインドフルネスの実践法について語ったのが本書。

本書にはセルフでできる手法やその効能が詳細に書かれています。とくに学びだったのは「マインドフルネスは、格好も場所も厳密には問わないこと」です。

ヨガっぽい何は必要なくて、自分の呼吸に意識をして、息をゆっくり吸って時間をかけて吐き出すこと。大切なことはじつはシンプルなんですね。

4-14.春宵十話 随筆集

日本を代表する数学者である岡潔は、感情的であること「情緒」を大切にしました。そんな岡潔が綴った人生観・宗教観といった深い洞察をエッセイとして読むことができます。

岡潔にとって数学の発見の喜びとは「チョウを採集しようとして、みごとのやつが木にとまっているのを見つけたような気持ち

ロジック偏重に対して感性の重要性が叫ばれる中、岡潔がたどり着いたBeing(あるがまま)の境地は、現代の読者に響くのではないでしょうか。

4-15.えーえんとくちから

本書は自由律俳句集。彗星のように短歌界にあらわれ、2009年、26歳の若さで惜しまれながら亡くなった夭折の歌人・笹井宏之の作品です。

ひきがねをひけば小さな花束が飛びだすような明日をください

感じたのは透明感。著者は短歌の創作を通じて自由に世界を旅し、自然ともことばを交わしました。みずみずしい言葉の可能性を知った一冊。

4-16.子供のための哲学対話

著:永井均, イラスト:内田かずひろ
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本書は中学2年の「ぼく」と家に住み着いた猫・ペネトレの対話の記録です。子供のためにしたためられた一冊ですが、大人でも楽しめます。

『嫌われる勇気』と同様の対話形式を採ったのはなぜなのか?この形式手法は、哲学がプラトンの対話から始まった哲学の伝統です。

遊び・友情・対立。こういった身近なテーマで語られるので、気がつけばアンダーラインだらけ。口語調なのでスッと頭に入ってきます。

4-17.「利他」とは何か

著:中島岳志, 著:若松英輔, 著:國分功一郎, 著:磯崎憲一郎, 編集:伊藤亜紗
¥924 (2022/09/29 19:28時点 | Amazon調べ)

本書は、行動自粛が本格化し始めた時期に出版されました。美学者・政治学者・批評家・哲学者・小説家、5名の識者が利他とは何か、思索のプロセスを明らかにした一冊です。

誠実さを感じるのは「盲目的に利他を褒め称えるのではなく、その危うさもひっくるめて語っていこう」という姿勢です。

「本書はあくまで出発点であり、思考の「種」にすぎません」とまで書いています。答えがこれだと決まると陳腐化してしまうジレンマに対してまっこうから向き合っているように感じる一冊でした。

4-18.菜根譚

著:洪自誠
¥990 (2022/09/27 21:22時点 | Amazon調べ)

本書は、著者のネームバリューよりも「何を言ったか」という本質的な力で中国の明代の末期から400年読み継がれてきたTHE 古典です。

古典の味わい方に「今でも通用する」があります。不変であることを知ると、ふっと気持ちが軽くなります。「世間の人々は『我』という一文字を、あまりにも真実なものと考えすぎている」なんてそのままですね。

箇条書きの仕様なので好きなものから読んでみましょう。

4-19.日本仏教史―思想史としてのアプローチ

インドで生まれ、中国・朝鮮を渡ってついに伝来した仏教。本書は日本の思想体系と仏教の関係を思想史的なアプローチで解き明かす一冊です。

日本は、新しいものは取り込むけどダブルスタンダードな手法で独自の文化体系をつくってきた。「神はじつは仏が人々を救うために姿を変えて現れた」と考えるようになった神仏習合の考えにはしっくりきました。

仏教を否定せずに自らの体系に取り入れ、そのなかで自らの密教をベストだと主張してしまう空海のセンスについてもぜひ感じてみてください。

4-20.ラ・ロシュフコー箴言

17世紀のフランス、名門貴族の出身のロシュフコー公爵。結婚、軍隊、投獄といった波乱の人生を経て、回顧録として散文をまとめた一冊です。

「他人の虚栄心が鼻持ちならないのは、それが我々の虚栄心を傷つけるからである」こういった教訓や戒めの言葉の裏に感じる強烈なアイロニー。

本質にはトゲがあるとも思っています。現代の本ではなかなか出会えない、嘘偽りのない言葉を浴びてみるのはいかがでしょうか。

4-21.思考の生理学

著:外山滋比古
¥543 (2022/09/28 01:09時点 | Amazon調べ)

「東大・京大 この10年で1番読まれた本」このキャッチによって売上がさらに伸びており、書籍のマーケティング成功例としても有名です。

おもしろいのがトータルでみると編集入門書であること。知のエディターシップは、知識の詰め込みではなし得ない事実を学生に届けています。

本書を構成する各エッセイでは、大切なことをかんたんに伝わるように見立てやアナロジーの工夫が随所に見て取れます。初学者でもたしかに楽しめる一冊となっています。

4-22.没頭力

ニッポン放送のアナウンサー吉田尚記さんが「人生を上嫌機で過ごす」ための没頭する技術を、識者の力を借りながら思索を深めていく一冊。

膝を打ったのは「私たちは年を重ねることで本来は人生がもっと楽しくなる」という指摘。なぜなら自分の好みは年を経ればわかっているわけで扱いやすくなるはずだと。

時間を忘れるような打ち込んだ没頭=フロー状態って心が満たされる気がしますよね。没頭のイロハを本書から学んでみてください。

4-23.フルライフ

本書は、予防医学者の石川善樹さんが充実した人生の手引を指南する一冊。「Well-Being(あるがまま)」と「Well-Doing(すること)」のバランスを重視するべきと主張します。

ひとりシャワーを浴びていたり、友人たちとお酒を交わしながら深い話をしたりすると急に降りてくるものがある。これって何なのか?

ヒントは「Well-Doing(すること)」。ひとり机に向かって企画を書いてても降りてこない、その理由をロジカルに理解することができます。

4-24.愛とためらいの哲学

本書は、アドラー、フロム、三木清をはじめとした哲人たちを手がかりに、アドラー研究の第一人者である岸見一郎先生が語る恋愛論です。

本記事で紹介している『嫌われる勇気』『愛するということ』『人生論ノート』ばらばらに読んでは見えてこなかった恋愛、愛に関する内容が、一本の線のように思考がつながっていく感覚を得ました。

自律と自責の上に成り立つ、対等で持続可能なパートナーとの関係性づくり。ぜひ本書でその考え方を学んでみてください。

4-25.私とは何か 「個人」から「分人」へ

作家・平野啓一郎さんによる、個を捉える上で重要な概念「分人主義」を提唱した人間論です。本当の自分なんてないと考える仏教的でもあるし、社会学的アプローチでもあります。

「愛とは、相手の存在が、あなた自身を愛させてくれることだ。そして同時に、あなたの存在によって、相手が自らを愛せるようになること」


逆説的にいえば、愛していた相手が去るということは、そのとき相対していた自らの分人が一つ消えることを意味します。対人関係の考え方において、いまでも読み返す大切な一冊です。

まとめ:人生のためになる本100選!

この記事では、人生のためになる本100冊を厳選して紹介しました。

正直、入りきらなかった本も多数ありました。迷いました。

本記事の100選ラインナップは、随時アップデートしますのでブックマークをおすすめします!

また、ビジネス書のおすすめは下記でも紹介しています。

それではよい一日を!

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